【ブログ開設の経緯】
文学という枠組みを通して知り合うことになった4人は、それぞれがブログという形で表現をしたいと考えていました。はじめは、それぞれ別個にブログを運営していました。 しかし独りでの運営だと記事の更新が滞りがちになることや、他の人からの反応が得られにくいことなどが気になっていました。そこで「共同でブログを運営しよう」ということになりました。
メンバーの4人は知り合い同士ですが、社会的立場や私情において、かなり違うものを持っていると自覚しています。4人それぞれが独立にブログ運営をしていた時、その個々のブログに映されていたものは、わたしたちが思っていた以上にバラバラな形のものでした。長文もあれば、短文もあり。厳密さとあいまいさ、連続性と飛躍。但しそれぞれが確かに表現をしていました。この企画の直接の提案者は、そうした表現を共同ブログという一点に集約させることができないかと考えたのでした。
【「綾」について】
わたしたちは、わたしたち自身のしていることを表現するときに、「綾」という言葉を手掛かりとしています。
「綾」とは、例えば何本かの糸が絡みあって出来上がる織物であったり、いくつかの音が重なってある音楽ができたりするイメージを表しています。4人はそれぞれが違った色を持つ糸であって、それらが絡まると、新しいものが見えるのです。
ただ4本の糸は完全にひとつのものにはなっていません。ほどけば、また一本の糸です。このように「他とは違う自分」を捨てることなく、「一緒になって何かをする」ことが、このブログの目指すところです。このような発想は新しいものとは言えませんが、しかし十分には実現されていないと思います。ブログという場において、試してみたいと思います。
【ブログの方針】
思ったことをすべて言うことには、ある程度の抵抗があると思います。ただし言いたいことがあると感じる場合、それを言うことは悪いことでも、必要ないことでもないと思います。様々な力によってがんじがらめにされやすい社会で、自分の感情を率直に言える場も必要だと思います。このブログは、そうした率直な感情を表に出す場でもあります。4人が約束していることは特にありませんが、強いて言えばこうした「率直さ」を決して否定しないことだといえます。
4人の記事を読んで何か感じた方は、ぜひコメントをしてみてください。どんな短いものでもかまいません。記事を書く人は、なにげないコメントに喜んだりします。
